秋季キャンプ第2クール開始
安芸で続けられている秋季キャンプ。
第2クール初日となる今日、濱中選手の様子を見ようと安芸まで行ってきました。
安芸は朝から絶好の晴天。気温もドンドン上がってまるで夏のようでした。
濱中選手はサングラスをして、練習用Tシャツに白いシューズを履いてグラウンドに現れました。時間をかけてミーティングをした後、アップ開始。
ジョグをした後、入念にストレッチ。
全身の腱や筋肉をしっかり伸ばしてトレーニングに備えていました。途中、濱中選手の様子を見るために権田トレーナーが近くに来て声をかけてくれていました。

ストレッチのあとはダッシュ。グランドを右へ左へ、足を高く上げてみたり、背走してみたり、腕を回してみたり、色んなバリエーションを加えながら走っていました。
アップが終わると野手と投手陣が別れてのトレーニングになりました。
野手陣はベースランニング。ここでは捕手の送球練習を兼ねての練習で、他の野手は一塁上にいて盗塁を試みていました。
選手達は順番にスタートを切っていましたが、濱中選手の順番がやってきました。
投手役のコーチの姿を見ながら離塁し、投球と同時にスタート。捕手からの送球がそれたこともありましたが、難なく盗塁を成功させました。
結構いいスタートを切っていましたよ。

盗塁の練習が終わると野手達は一旦ベンチにもどりグラブを持ってキャッチボール開始。
レフトの芝生に移動した濱中選手はここでも前田忠選手を相手に少しずつ距離を伸ばしながらボールを投げ始めました。
前田忠選手は内野の土の上にいて、濱中選手が少しずつフェンスに向かって下がっていったのですが最終的には60mくらいの距離でキャッチボールをしていました。
しばらくその距離でキャッチボールを行ったあと、終わりの号令と共に距離を短くしてキャッチボールは終了。
そのままライトの守備位置に移動して今度はシートノックの開始です。
まずは外野のレフトからノックが始まり、センターそして濱中選手がいるライトへのノック。

打球を追いかけてキャッチすると二塁への返球や三塁への送球、そしてバックホームと次々とシートノックをこなしていきました。
その送球は中継に入った内野手にドンピシャのところに投じられていて、肩の調子の良さが伺えるようでした。
シートノックが終わると内野にはケージが用意されてバッティング練習が始まりました。
濱中選手のバッティングの順番は後の方でしたので、まずは外野でノックを受け始めました。

今度は返球は無しで、ひたすらボールを追いかけていましたがここでも闘志あふれるプレーが見られました。とても届きそうにもないフェンス際のボールを猛然と追いかけてスライディング。残念ながらボールは捕れませんでしたが、カメラのファインダー越しにもその気合いが伝わってきました。ただ、フェンス近くだったので怪我をしないかとヒヤヒヤしましたが・・・(汗)
しばらくノックが続いたのですが、ノックを終えた選手をコーチが集めて何やら説明が始まりました。
その身振りを見ているとどうやら回転レシーブをしてみろと言っているようでした。

コーチから投げられるボールを前進してキャッチするとそのままの姿勢から柔道の前回り受け身の要領で回転。怪我を防止するために、キャッチの後の体勢を練習しておこうということのようでした。
ただ、みんな慣れない動きだったためこわごわと飛び込んでいてボールのキャッチから回転の動きがスムーズにいってないように見えました(笑)。
これで守備練習は終了。ここまでで午前中の練習が終わりランチタイムとなりました。
ただ、昼食の時間はわずかに30分。すぐに出てきてバッティング練習の開始です。
まずはいつものようにバックネット裏に来てティーバッティング開始。濱中選手は自分の白木のバットを振っていましたがバッティング用のグラブのみはいつもと違う白と黒のもの。よく見ると関本選手のもので、どうやら借りて使っているようでした。

ティーバッティングを終えた濱中選手はケージに入ってフリーバッティング開始。
ただ、今日のバッティング練習はいつもと少し違っていました。普段なら濱中選手の打球はレフト方向に高々と上がることがおおいのですが、今日はほとんどの打球がセンターから右。それもゴロやライナーといった低い打球が目立ちました。
スイングを気にしながら何かを確かめるようにバッティングを繰り返していて、自らが「キャンプで試してみたいことがある」と明言していた新たなスイングへの挑戦なのかも知れません。
ケージから出た濱中選手に広澤コーチが歩み寄り、濱中選手のバットを受け取るとバットの先端近くを指で指し示しながら何か説明していました。バットの芯やスイートスポットを具体的に示しながらどこでボールをとらえるべきなのかを説明しているように見えました。
そしてケージを換えて今度はマシン相手にスイングを続けました。ケージの真後ろでは腕組みしながら広澤コーチが真剣な表情で濱中選手のスイングを見ていました。
ここでも基本的にはセンターから右への打球が多くて、やはり何かを確かめるかのようなバッティングが繰り返されていました。
フリーバッティングを終えた濱中選手のグループは次はバント練習。
藤本選手や関本選手、葛城選手達が出てきて次々とマシン相手にバント練習をはじめたのですが濱中選手の姿がありません。
少し遅れて出てきた濱中選手は少し表情が曇って見えました。そうしてキョロキョロと回りを見回したかと思うとフェンス越しに様子をうかがっていた岡先生を見つけるとジェスチャーで左の脇腹を押さえて痛そうな表情をしていました。
結局、濱中選手はバント練習を行わず、かなり脇腹が痛いのかと心配しましたがその直後に行われた走塁練習には元気に参加していて全力疾走も見せてくれていましたのでそれほど心配はなさそうでした。
ここまでで全体の練習メニューは終わり、この後は個別練習となりました。
濱中選手の個別練習は特打。
軽くティーバッティングをした後、一旦ドームにいって室内でマシン相手にバッティングをした後、メイングラウンドにもどってきてフリーバッティングを開始しました。
ここでも右打ちを意識したようなバッティングが多かったのですが、どうも脇腹が気になるようで十分に腰を回転できないような感じに見えました。
無理をせず、スイングのフォームを確認するためだけにひとつひとつのスイングを繰り返しているようでした。
フリーバッティングが終わった後、仕上げのロングティーがありました。
相手をしてくれたのはまたも広澤コーチ。

濱中選手のスイングを確認しながらトスを上げてくれていた広澤コーチでしたが、途中で「ちょっと貸してみろと濱中選手からバットを受け取ると自らがフルスイングでティーバッティングを始めました。最初はスイングを濱中選手に見せてコーチするつもりだったようですが、振ってみると勝手が違ったのか「腰痛いなぁ」「年取ったなぁ」などと言いながらも「どうだ!」「これはいっただろう!」などと途中からは目の色を変えて現役にもどったかのような豪快なスイングを披露してくれました。
今日の野外練習はこれで終了。あとはホテルにもどっての夜間練習が行われたようでした。

暑い日差しの中、朝早くから夜遅くまで野球漬けのキャンプ。その中で濱中選手は自分の本来のスイングを取り戻すべく・・・いや、新たなる自らのスイングを見つけるべくひたすらバットを振り続けていました。
きっとその成果はすぐに現れるはずです。