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一人黙々と・・・

梅雨入りしたはずの関西地方ですが、今日は朝から快晴で気温も上がりまるで夏のよう。
鳴尾浜球場では、由宇に遠征した二軍本隊を除いて居残り組だけが練習をしていました。

グラウンドに出てきた濱中選手は今日もこの暑さの中、長袖のアンダーシャツに黒い汗出し用の黒いウエア姿。
ただ、この前までと違ったのは、今日はトレーニングシューズではなくてスパイクを履いていること。
こんなところからも、トレーニング内容が実戦的なものに近付いていることがうかがわれました。

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練習前のミーティングの後、すぐにアップが開始されました。
軽いジョグの後、ストレッチ。今日は能見投手や中村泰投手、三東投手と何やら話ながらストレッチしていました。

ストレッチの後はレフトのフェンス前に移動してはしごを使った小刻みなステップでのトレーニング。そして外野の芝生に戻ってダッシュと次々にメニューをこなしていきました。

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先週なら野外での練習はここまでだったのですが、今日は違いました。

グラウンド入り口近くに置いてあったグラブを取ると、ボールを手にグラウンドに。
トレーナーさん相手にキャッチボールを開始しました。短い距離から少しずつ少しずつ、肩の状態を確かめるかのようにしっかりとした球を投げていました。

naruo070616_3.jpg最初は15mくらいから始めたキャッチボール。30mを越え、40mを越え・・・
最終的に60m程度まで距離を伸ばしましたが、この距離を難なく強い球で投げていました。相手をしているトレーナーさんの方がこの距離を投げるのが大変そうでした。

しばらくこの距離でキャッチボールをしていましたが、時間が来たので少しずつ距離を縮めてキャッチボールを終えることになったのですが、濱中選手は他の選手がドンドンキャッチボールを終えているにもかかわらず、最後まで短い距離でもしっかり強い球を投げていました。
最後に力みすぎて暴投になっちゃったのはご愛敬ということで・・・(笑)

キャッチボールを終えた選手達。居残り組の大部分は二軍の投手で野手はシーツ選手と濱中選手だけでしたので、投手陣は内野でノック。シーツ選手はいったんグラウンドから出て行きました。
濱中選手はトレーナーさんと筒井コーチと3人で外野の芝生に移動。
たった一人で外野ノックを受け始めました。

筒井コーチの「ハマ~」のかけ声に、大きく手を挙げて応える濱中選手。ノックが始まりました。筒井コーチのノックバットから繰り出される打球はいずれも大きなフライ。右へ左へ・・・そしてフェンス際まで思い切りバックしてランニングキャッチしたり・・・とてもハードなノックになりました。

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ノックとは言え、一人で受け続けるとほとんど走りっぱなし。日差しはどんどん強くなり気温も上がってかなりきつそうな表情でしたが、それでも濱中選手は必死になってボールを追い続けていました。
とても届かないと思われる打球にも食らいついて走って行き、最後はジャンプ。ボールはグラブの上を越えていくようなシーンも何度もありましたが、フェンスにぶつかりそうな勢いで濱中選手はボールに向かっていっていました。
キャッチしたボールは30m程離れたところにいるトレーナーさんに返球。これもしっかりしたボールを投げていました。

naruo070616_5.jpgアメリカンノックほどではありませんが、それでも時間いっぱい走り回った濱中選手。

筒井コーチの「ラスト6本」の声で、疲れ切った体を奮い立たせて最後の最後までボールを追いかけ続けて走り回っていました。

ノックを終えた濱中選手は汗をぬぐいながらベンチに戻り、どっかりイスに腰をかけて水分補給。少し落ち着いて余裕も出てきたのか内野で行われている投手達のノックを見て指をさして笑ったりしていました。

内野のノックが終わり、今度は内野にフリーバッティング用のケージが用意されました。
もしかして濱中選手もフリーバッティング?!なんて期待しましたが、フリーバッティングを開始したのはシーツ選手。

濱中選手はグラブを手にグラウンドを出て行ってしまいました。

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あー、今日の野外練習はこれで終わりかぁ・・・と思って荷物を片づけてスタンドを出ようとしていたのですが、スタンドからかすかに見える室内練習場。暑さのためかその入り口が開けられたままでした。そしてその入り口から一人の選手の姿が見えました。フェンス越しでぼんやりとだったのですが、その中に見える姿は確かに濱中選手のものでした。
バットを持った濱中選手はマシンが投げる一定のリズムの投球を打ち返していました。

耳を澄ますとかすかに打球の音が聞こえます。フルスイングしたバットから聞こえる乾いた打球音。

遠くから見ているとスイングの姿から少しだけ遅れて聞こえてくる打球音は濱中選手らしい当たりを思わせる大きなそして綺麗な音でした。

野外でしっかり1時間汗を流した後、上着を脱いですぐに始めた室内でのマシンバッティング。ずっとその姿を遠くから見ていたのですが、濱中選手は全くバットを置くことなくひたすらスイングを続けていました。

数えてみると1分間にマシンから投げられる球は約8球。
15分・・・20分を越えても濱中選手はマシンに向かい必死にバットを振り続けています。
25分・・・もうすでに200球は打った計算になります。

もうすでにグラウンドで行われていたシーツ選手のフリーバッティングは終わり、グラウンド整備が始まり選手の姿も無くなっていました。

ようやくここで濱中選手の姿が入り口からは見えなくなりました。
これでマシンバッティング終了か・・・かなり沢山打ち込んでいたなぁと思って見ていたのですが、少しするとまた濱中選手の姿が見えてバッティング再開。
どうやらマシンにセットしてあったボールが全部無くなったようで、それを補給して再びバッティングを開始したようでした。
30分・・・35分・・・もう300球は越えました。
遠くからフェンス越しに見える濱中選手の姿は明らかに疲れています。それでも歯を食いしばってバットを振っているのか聞こえてくる打球の音は鋭く、濱中選手の意地というか気迫というか・・・鬼気迫るものが伝わってくるようでした。

誰も居ない室内練習場でただ一人、みんなが練習を終えても黙々とマシンに向かう濱中選手。
結局、マシンバッティングは40分近く行われました。途中、見送るボールもあったのですが少なくとも250球は打ち続けた密度の高い時間でした。

遠くから暗い室内をネット越しに見続けると目が痛くなってきましたが、懸命にスイングを続ける濱中選手の姿に知らず知らずのうちに見入ってしまいました。

バッティングを終えた濱中選手は、一人で散らばったボールを集め片づけを済ませるとバットを持って室内練習場を後にしました。

そして・・・なんと再びグランドに戻ってきました。

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もうすでにグラウンドから人がいなくなってしばらく時間が経っています。そんな中、誰もいないグラウンドに戻ってきた濱中選手はしたたる汗をタオルで拭くと、今度は一人でダッシュを始めました。
レフトのポールからセンターを越えてちょうど100mくらいの距離をダッシュ。残りの60m位を歩いてライトのポールの所までくるとまたふり返って100mのダッシュ。

朝から走りっぱなし、スイングしっぱなしでもうヘトヘトだろうと思うのですが、それでも最後の力を振り絞るように・・・自分自身の体にむちを入れることで本来の姿を取り戻そうかとするように、誰もいないグラウンドをただ一人で走り続けていました。

結局、4往復。8本のダッシュを済ませてた濱中選手は、タオルを持って誰もいないしずかなグラウンドに深く頭を下げると虎風荘へと姿を消しました。

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誰も見てないところで、ひたむきに体を動かし続ける濱中選手。自分のスイングを取り戻そうとひたすらにバットを振り続ける濱中選手。そんな濱中選手の姿を見ることができて、なんだか僕自身の中にあったモヤモヤも吹き飛んでしまいました。

大丈夫。絶対に大丈夫。必ず濱中選手のこの努力が報われる日が来る。再び濱中選手が輝く時がやって来ると確信できました。

内容の濃い充実した一日・・・・この日は濱中選手の姿に僕自身が勇気づけられた日になりました。

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コメント

 Hamachanさん、ご報告ありがとうございます。
 今日(16日)の劇的逆転を見て、濱ちゃんもあそこにいたら・・・と残念な気持ちでした。しかし、鳴尾浜で1人でもくもくと練習に励む濱ちゃんの様子を読んでいて熱いものがこみあげてきました。
 おっしゃるように大丈夫!濱ちゃんがこのままなわけないじゃありませんか!

レポ、有り難うございます。
濱さんのDiaryを読んで胸がジーンときました。
こんな濱ちゃんの努力はきっと報われますよねー。
後は二軍戦に出で、結果を出して一軍合流ですね。
何だかその日が近づいてきたように思います。

レポートありがとうございますm(__)m。
必死で頑張る濱中さんにきっと素晴らしい時が訪れると信じてます!。
今日の試合を見ててチームも立ち直り始めると確信しました。後半濱中さんの大活躍でチームを引っ張っていってほしいと思います(^-^)

レポありがとうございます。
Diary読んでいたら、涙が・・。
濱ちゃんがこんなに頑張っているのに捻くれていた自分が恥ずかしいです。
濱ちゃんのこの努力きっと報われますよね!
必ず這い上がってきてくれると信じて待ってます!

鳴尾浜レポ、ありがとうございました。
今日は出かけていたのですが、hamaさんが週末に鳴尾浜に行かれると言ってらしたので、きっとレポがあるはずと楽しみにして帰って来ました。

濱ちゃん自身、今度上に上がった時はどういう役割をしなければいけないかということを、痛いほど感じているからこそ、とことん力を振り絞っているんですね。
後悔だけはしたくない、力いっぱいやるだけやるんだ・・・・・って気迫がレポからも伝わってきましたよ。
そんな濱ちゃんですから、今度戻って来られたら、きっと打線の起爆剤になってくれると信じています。

>よっちゃんさん
そうですよね!
濱中選手がこのまま黙って引っ込んでるはずがありません。
きっとものすごい復活劇を見せてくれる・・・そう信じています。
>和歌山ラーメンさん
近付いてきてますよ~
確実に・・・
復帰に向けて濱中選手は止まることなく歩み続けて・・・いやいや走り続けてます!
>ミミさん
後半戦は濱中選手の活躍でチームを上位に引っ張って欲しいですね!
きっと濱中選手なら出来ると思います。
>濱虎☆さん
いやいや・・・僕も正直、かなりへこんでひねくれてたと思います。
濱中選手のこの姿を見るまでは・・・
まっすぐに前だけをみている濱中選手の姿で目が覚めた気がします。
濱中選手を信じて今まで以上に応援していきましょう!
>SATOちゃん
濱中選手の気持ちはスイングのひとつひとつからも痛いほど伝わってきました。
この濱中選手の思いはきっと通じると思います☆
後半戦、楽しみですね。

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