対決、ロッテのエース、サブマリン渡辺俊投手!
パ・リーグの首位を走る千葉ロッテ・マリーンズを甲子園に迎えての交流戦も1勝1敗でいよいよ第3戦。
タイガースの先発はここまで無敗の下柳投手、そしてマリーンズの先発はパを代表するエースとなったサブマリンの渡辺俊投手。ここまでの成績は8勝1敗で防御率は1.68。
まさにタイガースの前に立ちはだかる大きな壁です。
やはり試合は投手戦。序盤3回にマリーンズが1点を先制するもその後は下柳投手が踏ん張り、1対0のまま。
タイガースはヒットそのものがほとんど出ず試合はそのまま終盤へ。
7回裏までタイガースのヒットはわずかに3本。ランナーが出ても併殺打でチャンスをつぶしてしまうなどここまで3塁を踏むことも出来ない状況でした。
誰もが渡辺俊投手の好投に、「このまま完封されてしまうのでは・・・」、そう思い始めていました。
そして迎えた8回の裏。先頭の桧山選手が2塁打で出塁すると、矢野選手が送りバントで1死3塁。ここしかない、そう誰もが思ったチャンスのシーンで藤本選手の代打に、濱中選手が告げられました。
場内からは割れんばかりの大きな声援と拍手。なかなか打ち崩せなかった渡辺俊投手を相手に濱中選手なら何とかしてくれるのではないかとみんなが期待しているようでした。
甲子園中に響き渡るレイラ。素振りを繰り返しながらバッターボックスへと向かう濱中選手。その様子は落ち着き払っているように見え、初対戦となる渡辺俊投手に対しても決して気後れするような素振りは見られませんでした。
初球。アウトコースに130km/hのストレートが決まりワンストライク。この日一番のスピードとなったストレート。渡辺俊投手の気合いの入り具合が伺えました。2球目はアウトコース低めに外れるカーブ。
細心の注意を払って外・外と責めるマリーンズバッテリー。

そして3球目。渡辺俊投手の投げたボールはインコースのストレート。
はっと息を飲んだ瞬間、濱中選手はフルスイング。高々と舞い上がったボールは、逆風を切り裂いてレフトのフェンス直前にまで飛んでいきました。
あらかじめ深く守っていたレフトがこれをキャッチしましたが、3塁ランナーの桧山選手はタッチアップで楽々ホームイン。同点に追いつきました。
ボールの上がった角度は良かったのですが、いかんせんバットの先っぽだったのと、逆風と言うこともあり残念ながらスタンドインとはなりませんでしたが、あの渡辺俊投手からチーム唯一となる値千金の打点を上げたのでした。
逆風でなければホームランになってもおかしくなかった当たり・・・残念でしたが、最低限の仕事はきっちりとしてくれました。さすがというしかないですね。
結局、この後のゲームは両チームとも1本のヒットも出ずに12回で引き分けとなりました。
これだけの緊迫した投手戦の中で、数少ないチャンスに起用され、それにきっちり応えて仕事をする濱中選手。ベンチの信頼だけでなく、ファンの信頼も勝ち得て、今や代打の切り札となっていますね。
さて次は関西で唯一の指名打者が見られるオリックス・バファローズ戦。濱中選手が指名打者として活躍してくれることを期待したいですね!
コメント
本日も甲子園にいらしていると聞いていたので、濱中選手が打った瞬間(私は入ったと思い込んでいたので)、またお立ち台を現場観戦?とその奇跡にも心臓が止まりそうでした。(笑)
打席に入る時の表情も、あの緊迫した場面にも関わらず落ち着いていて、気負いもないとても良い表情をしていたので、これはやってくれるのでは…と思っていました。
スタンドインはなりませんでしたが、日本代表にも選ばれ、パ・リーグのハーラーダービートップを走っている渡辺俊投手を、たった一打席の対戦で捉え、きちんと仕事をする濱中選手の実力は本当に感動に値します。
濱中選手は悔しかったようで、試合終了時にアップになると、何度も右手で足(膝?)を叩いていらっしゃいましたが。(笑)
このような打撃を見ていると、やはり一打席でも多く打席に立って欲しいという、ファーストミットを用意させた岡田監督の思いも判るなぁと思ったり…。
でもやはり無理はして欲しくないので、当分は他球団からしたら恐怖の代打の切り札として頑張って欲しい…と思ったり。
打席に一番立ちたいのはきっと濱中選手ご本人であり、ジレンマもあると思いますが、まだ6試合のパ・リーグ主催の交流戦もありますし、ゆっくり、じっくり一番大切な道を歩んで頂きたいと思います。
今は、与えられたひとつひとつの打席に集中して…。
それだけを考えて、頑張って欲しいです。
投稿者: 船橋っ子 | 2005年06月06日 02:15